比較的安定供給されている樹脂材料一覧【2026年版】


「発注しても納期が読めない…」
「いつもの材料が入らない…」
近年、樹脂材料の供給不安が続く中で、このような課題が増えています…!
その一方で、すべての樹脂が不足しているわけではなく、比較的安定して供給されている材料も存在します!
ここでは、現在安定して入手しやすい樹脂材料を一覧で整理し、それぞれの特徴や使いどころ、代替材料としての活用方法を現場目線で解説します!
「どの材料なら安心して使えるのか?」「不足している材料の代わりに何を選ぶべきか?」といった判断に役立つ内容となっています!
安定供給されている樹脂一覧
| 材料名 | 安定度 | 主な理由 | 主な用途 | 代替用途として使えるか | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| PE | 高 | 生産量が多く原料供給が広い | タンク・摺動部 | ○ | 強度・耐熱が低い |
| PP | 高 | 世界的に大量生産 | ケース・カバー | ○ | 剛性不足に注意 |
| PVC | 高 | 国内供給が安定 | 配管・カバー | △ | 耐熱・環境条件に制限 |
| ABS | 中〜高 | 家電用途で安定生産 | 外装部品 | ○ | 耐候性に弱い |
| PMMA | 中〜高 | 複数メーカー供給 | 透明カバー | △ | 割れやすい |
| MCナイロン | 中 | 国内流通が比較的安定 | 機械部品 | ○ | 吸水による寸法変化 |
PE(ポリエチレン)
非常に安定して供給されており、納期も比較的読みやすい材料です!
安定している理由
- 世界的に生産量が多い
- 原料供給ルートが複数ある
- 汎用用途が多く供給網が広い
現場でのメリット
- 安価で調達しやすい
- 大径材・厚物も入手しやすい
- 納期トラブルが起きにくい
代替としての使い方:POM、PTFEとして検討されることあり
強度・耐熱が低いため、荷重や温度条件がある用途には不向きです。
PP(ポリプロピレン)
安定供給されており、コスト面でも優位性あり!
安定している理由
- 世界的に大量生産されている
- 多くのメーカーが供給している
現場でのメリット
- 軽量で扱いやすい
- コストが低い
- 化学耐性が高い
代替としての使い方:PVCやABSの代替として使用可能
剛性が低く、たわみやすいため構造部品には制限があります。
PVC(塩化ビニル)
国内での供給体制が整っており、比較的安定している!
安定している理由
- 国内メーカーが多い
- インフラ用途で安定需要
現場でのメリット
- 加工性が良い
- 安価で入手しやすい
代替としての使い方:PPやABSの代替として一部可能
耐熱性が低く、高温環境には不向きです。
ABS
比較的安定供給されていますが、一部グレードで変動あり。
安定している理由
- 家電・日用品で大量生産
- 複数メーカーが供給
現場でのメリット
- バランスの良い物性
- 加工しやすい
代替としての使い方:PCやPMMAの代替候補
紫外線に弱く、屋外用途では劣化しやすいです。
PMMA(アクリル)
比較的安定しているが、需要増により一部変動あり。
安定している理由
- 複数メーカーが供給
- 汎用用途が広い
現場でのメリット
- 高い透明性
- 見た目品質が良い
代替としての使い方:PCの代替として検討されることあり
衝撃に弱く、割れやすいため用途に注意が必要です。
MCナイロン
比較的安定しているが、原料状況により変動あり。
安定している理由
- 国内在庫・流通が比較的安定
- 切削用途での定番材料
現場でのメリット
- 加工しやすい
- 機械部品に使いやすい
代替としての使い方:POMやPA66の代替として使用されることが多い
吸水による寸法変化があるため、精度が必要な部品では注意が必要です。
まとめ 設計・調達で重要な考え方
現在の状況では、「高性能な材料を選ぶこと」よりも「安定して入手できる材料で設計を成立させること」が重要になっています!
入手困難な材料を前提にするのではなく、PE・PP・ABSなど安定供給材をベースに設計を考えることで、納期リスクを大きく下げることができます。
安定材料は性能面で劣る場合がありますが、「肉厚を増やす」「形状で強度を確保する」「部分的に別材料を使う」ことで対応できるケースが多い!
ただし、高機能樹脂をすべて代替するのではなく…一部だけ置き換える、摩耗部だけ別材料にするなどの部分最適が現実的です。
複数メーカー・複数国で生産されている材料は、供給が安定しやすい傾向があるため、「どこでも手に入る材料」は最大の強み!
この状況は一時的ではなく、「材料の入手性を考慮する設計」が標準になる時代に入っています…!
「安定供給される材料を軸に設計し、必要な性能は設計で補う」
これが、今後の樹脂加工における最適解と言えそうです!
滝本技研工業にできること
現在は「材料がある前提」での設計が難しい状況です…!
早い段階でご相談いただくことで、無駄な再設計や納期遅延を防ぐことができます。
「この材料は代替できるのか?」「どの樹脂なら安定して入るのか?」といった内容でも構いません!お気軽にお問い合わせください!
このようなご相談が増えています
- POMやPEEKが入手できず、代替材料を検討したい
- 納期が読めないため、設計変更をしたい
- コストを抑えつつ安定供給できる材料を知りたい
- 樹脂から金属、またはその逆の変更を検討している
お問い合わせ
- お問い合わせ
- まずはお問い合わせフォーム、またはお電話にてご連絡ください!
「材料が入らない」「代替できるか知りたい」といった段階でも問題ありません!
- 内容の確認・ヒアリング
- 下記のような内容を中心に、詳細をお伺いします。
・使用用途・使用環境(温度・荷重・薬品など)
・必要な性能(強度・耐摩耗・耐熱など)
・現在使用している材料・困っている点
・数量・希望納期
図面や現物がある場合は、共有いただくことでより具体的な検討が可能です!
- 材料・加工方法のご提案
- ヒアリング内容をもとに、入手性を考慮した材料選定や代替材料の提案、加工方法・コストの最適化など、実現可能なプランをご提案します!
- お見積り・ご提案
- 内容確定後、お見積りと納期をご案内いたします。
供給状況を踏まえ、現実的なスケジュールをご提示します!
- 試作・量産対応
- 必要に応じて試作から対応し、問題がなければ量産へ移行します!
材料変更を伴う場合も、段階的に確認しながら進めることが可能です。
お問い合わせ・お見積もり・材料切り売りはこちらから!
FAX お見積もり用紙はこちら

